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2011年1月 9日 (日)

生保系損保

住友生命の損保子会社、スミセイ損保が解散していた。

スミセイ損害保険株式会社

1996年の保険業法改正によって、生保は損保子会社を、損保は生保子会社を設立することができるようになった。この改正を受けて、生保(特に大手)各社は損保子会社を設立した。

  • 日本生命:ニッセイ損保
  • 第一生命:第一ライフ損保
  • 住友生命:スミセイ損保
  • 明治生命:明治損保
  • 安田生命:安田ライフ損保
  • 三井生命:三井ライフ損保

(生保の100%子会社でないものは除いた。)

さて、これらの生保系損保各社は、今どうなっているだろうか。

  • ニッセイ損保→2001年に同和火災と合併、ニッセイ同和損保(現在のあいおいニッセイ同和損保)に。
  • 第一ライフ損保→2002年に安田火災(現在の損保ジャパン)と合併。
  • スミセイ損保→2010年に三井住友海上に契約を包括移転、解散。
  • 明治損保・安田ライフ損保→2005年に合併し、現在は「明治安田損保」。
  • 三井ライフ損保→2003年に三井住友海上に契約を包括移転。

ということで、今や生保系損保として残っているのは明治安田損保だけになってしまった。

これは、損保は契約期間が1年のものがほとんどであるため、生保に比べて合併や契約移転が容易だったことが挙げられるだろう。(合併効果はたいていコスト削減によって生じるが、生保の場合は契約が数十年にわたるため、コストの中で大きな部分を占めるシステムコストの削減が難しかったり、時間がかかったりするという事情がある。)

あとは、わざわざ自前の子会社を作らずに、既存損保との協業のほうが効率がよいという判断が働いたものと思われる。実際、損保会社同士でも合従連衡が進んで、今や大手は3グループに集約されてしまった。逆に言えば、(子会社といった形で)小規模に生き残るのが難しい環境になったのだ、とも考えられる。

その意味では、次に大手生保と大手損保の間でどのような連携が生まれるのか、というところが注目点だろうか。

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