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2018年4月

2018年4月 3日 (火)

日本法人化

(2018.4.3 社名の誤りを訂正しました。ご指摘ありがとうございました。)

アヒルのCMで有名な「アフラック」という生命保険会社がありますね。この会社、正式名称は「アメリカン・ファミリー・ライフ・アシュアランス・カンパニー・オブ・コロンバス日本支店」という名前でした。昨年度まで。

2018年4月2日から、「アフラック生命保険株式会社」という名称で営業しています。

正確には両者は別の法人で、「アメリカン・ファミリー・ライフ・アシュアランス・カンパニー・オブ・コロンバス日本支店」は米国の法人の日本支店、「アフラック生命保険株式会社」は日本で登記された日本の法人です。保険業法上も免許が別になっており、「アメリカン・ファミリー・ライフ・アシュアランス・カンパニー・オブ・コロンバス日本支店」のほうは保険業法第185条の外国保険業免許、「アフラック生命保険株式会社」は保険業法第3条の保険業免許を取得しています。

2018年4月2日はほかにも「カーディフ生命保険株式会社」「カーディフ損害保険株式会社」が営業を開始していますね。

で、金融庁のサイトを見ると、生命保険会社の免許一覧が早くも更新されています。外国生命保険業免許に基いて営業しているのはチューリッヒ生命1社なんですね。一方、損害保険会社の免許一覧のほうには外国損害保険業免許の会社がずらりと並んでいます。

ここで「外国保険業免許と日本の保険業免許は何が違うのか?」「外国生命保険業者の数が、生命保険と損害保険で大きく違うのはなぜか?」といった疑問が出てきます。

外国保険業免許と日本の保険業免許の違いについては、まず設立のための必要資金が違います。日本で保険会社を設立するためには資本金は最低10億円かかるのに対して、外国保険会社の日本支店の場合、資本金(供託金といいます)は2億円で済みます。実際には高いソルベンシー・マージン比率を確保するためにより多くの金額が必要になる可能性はありますが、まあ法的な最低限度は外国保険会社のほうが低くなっています。

また、生命保険と損害保険の違いについては、損害保険の一つである海上保険をイメージすると分かりやすいかと思います。海上保険は船舶や航空機で輸送される貨物に対する保険であり、当然ながら世界中で補償が発生します。グローバルな会社を顧客としている場合、その会社に保険を提供している側もグローバルに支店を持っておく必要があるわけです。

まあ、ここに書いたような理由だけで決まるほど単純ではありませんが、会社形態の微妙な違いから、会社の戦略を推測したりするのもなかなかおもしろいのではないでしょうか。

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