« 日本法人化 | トップページ

2018年8月16日 (木)

日本生命の総資産、かんぽ抜く

2018年度の第1四半期決算が出ましたね。そこではこんなニュースが。

日本生命の総資産が2018年6月末で初めてかんぽ生命を抜いたというものです。

で、過去の両社の推移がどうだったか、単体と連結の総資産をみてみました。

Totalassets

年次データなら「インシュアランス統計号」とかでまとめてデータ取れるけど、四半期ごとのデータってそれぞれの会社のHPから拾ってこないといけないんですね…直近2年以内なら生命保険協会のHPにありますけど…

さて、このグラフを見るといくつかのことがわかります。

まず、日本生命の総資産は2012年ごろまではおおむね横ばいだったのが、以降右肩上がりに伸びています。これは株式相場の上昇によるところが大きいでしょう(子会社株式以外の株式は「その他有価証券」に分類され、貸借対照表上は時価評価されます)。

また、2015年12月末から、連結総資産が単体総資産を大きく上回っています。これは三井生命の買収によるもので、それ以降もオーストラリアのMLCの買収による増加(2016年12月末から)があり、今回(2018年6月末)からはマスミューチュアル生命が加わっています。

一方のかんぽ生命の総資産は減少を続けていますが、これは民営化する前の旧簡易生命保険契約が養老保険中心であり、その満期による減少と思われます。

ちなみに、民営化前の旧簡易生命保険契約は独立行政法人郵便貯金・簡易生命保険管理機構(「機構」)に承継され、機構からかんぽ生命に出再されるという形になっています。このため、かんぽ生命にとっては旧簡易生命保険契約は「受再保険」に分類され、「個人保険」や「個人年金保険」には計上されていません。ただし、機構のHPには旧簡易生命保険のデータが(かなり細かく)掲載されています。

郵政民営化でかんぽ生命が事業を開始したのが2007年10月ですから、そこから10年と9ヶ月。ひとつの歴史的な出来事といえるかもしれません。

« 日本法人化 | トップページ

保険」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/554939/67056251

この記事へのトラックバック一覧です: 日本生命の総資産、かんぽ抜く:

« 日本法人化 | トップページ

フォト
無料ブログはココログ
2018年8月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

最近のトラックバック