令和の官報第1号
今日から新元号「令和」となりましたね。
過去にいくつか改元がらみの記事を書いたのですが、ことごとく外してしまいました。
新しい元号は「K」で始まると予想したのですが「R」になりましたし、
平成最後の官報は第7498号だと予想したのも、実際には4月40日が休日になってしまったことで第7497号までになりました。
さて、その官報ですが、さっそく令和で発行されています。といっても通常の官報は行政機関の休日には発行されないため、今回発行されているのは「特別号外」です。
官報は「本紙」が32ページ、それに収まりきらなければ「号外」が発行され、さらに通常の発行タイミング以外で「特別号外」が発行されることがあります。本紙は一つの元号のもとで通番され、昭和は18559号まで、平成は上述のとおり7497号まで発行されました。
一方「号外」や「特別号外」は年ごとの通番となっており、毎年1月1日に番号がリセットされます…と思っていたのですが、今回の特別号外は「第1号」になっています。改元のときもリセットされるんですね。
平成元年は1月8日から始まっており、1週間だけ昭和64年がありました。つまりこのときの「号外」「特別号外」は、昭和64年1月1日にリセットされ、そこから1週間で平成に改元してまたリセットされてたわけですね。
調べてみると実際そのとおりで、
- 1989(昭和64)年1月7日 特別号外第1号、第2号、第3号
- 1989(平成元)年1月8日 特別号外第1号
となっています。ちなみに1月7日の特別号外の内容は、第1号が天皇崩御や皇位継承等の告示、第2号が剣璽等承継の儀および即位後朝見の儀の次第の定めで、第3号が元号を改める政令でした。また、1月8日の特別号外は大喪の礼を行う旨の告示でした。
このように特別号外が連続して発行されたことからみても、いかに多くのことを急いで決めなければならなかったかが窺えます。天皇が崩御されているわけですから、もちろん新元号を祝うムードにはなりようがありませんでした。
今回はせっかくお祝いムードで新元号を迎えることができたのですから、令和時代を明るいものとしていきたいものですね。
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