日記・コラム・つぶやき

2019年5月 1日 (水)

令和の官報第1号

今日から新元号「令和」となりましたね。

過去にいくつか改元がらみの記事を書いたのですが、ことごとく外してしまいました。

新しい元号は「K」で始まると予想したのですが「R」になりましたし、

平成最後の官報は第7498号だと予想したのも、実際には4月40日が休日になってしまったことで第7497号までになりました。

さて、その官報ですが、さっそく令和で発行されています。といっても通常の官報は行政機関の休日には発行されないため、今回発行されているのは「特別号外」です。

令和元年5月1日 官報特別号外第1号

官報は「本紙」が32ページ、それに収まりきらなければ「号外」が発行され、さらに通常の発行タイミング以外で「特別号外」が発行されることがあります。本紙は一つの元号のもとで通番され、昭和は18559号まで、平成は上述のとおり7497号まで発行されました。

一方「号外」や「特別号外」は年ごとの通番となっており、毎年1月1日に番号がリセットされます…と思っていたのですが、今回の特別号外は「第1号」になっています。改元のときもリセットされるんですね。

平成元年は1月8日から始まっており、1週間だけ昭和64年がありました。つまりこのときの「号外」「特別号外」は、昭和64年1月1日にリセットされ、そこから1週間で平成に改元してまたリセットされてたわけですね。

調べてみると実際そのとおりで、

  • 1989(昭和64)年1月7日 特別号外第1号、第2号、第3号
  • 1989(平成元)年1月8日 特別号外第1号

となっています。ちなみに1月7日の特別号外の内容は、第1号が天皇崩御や皇位継承等の告示、第2号が剣璽等承継の儀および即位後朝見の儀の次第の定めで、第3号が元号を改める政令でした。また、1月8日の特別号外は大喪の礼を行う旨の告示でした。

このように特別号外が連続して発行されたことからみても、いかに多くのことを急いで決めなければならなかったかが窺えます。天皇が崩御されているわけですから、もちろん新元号を祝うムードにはなりようがありませんでした。

今回はせっかくお祝いムードで新元号を迎えることができたのですから、令和時代を明るいものとしていきたいものですね。

2018年3月21日 (水)

平成最後の官報

政府公報である官報、2018年3月30日時点で第7226号が発行されています。

この第7226号という番号、当然ながら発行のつど数字が増えていくわけですが、では第1号はいつだったかというと「1989年1月9日」、昭和天皇が崩御され、平成が始まったときに番号がリセットされているのです。(実際には平成の始まりは1989年1月8日ですが、その日は日曜日のため、通常の官報は発行されませんでした。)

ここまで書くともう想像がつくと思いますが、「平成の官報が第何号まで発行されるか」がすでに分かっちゃうわけです。

で、数えてみました。

平成最後の日である2019年4月30日には「官報第7498号」が発行されます。ちなみに昭和最後の官報(1989年1月7日(土)発行。当時はまだ土曜日も発行してたんですね)は第18859号でした。

まあ2019年4月30日に官報第7498号が発行されるというのはかなり確実ではありますが絶対というわけではなくて、一つの可能性として、今から改元までの間に国民の祝日が増えちゃったりすると数字が変わることはありえます。

さて、次の官報第1号は、どういう元号のもとで発行されるんでしょうか?

2017年11月24日 (金)

次の元号は何か

天皇陛下、19年4月末退位・5月1日改元へ 新元号18年にも公表

ということで新しい元号が来年にも発表される見通しですが、元号そのものを当てるのは難しいにしても、アルファベットぐらいは推測できるのではないか?と思い、ちょっと考えてみました。

現在の元号である「平成」を選定する際、他の候補として「修文」「正化」があったそうですが、これらは頭文字が「S」となり、昭和と同じになってしまうということもあって「平成」になったとのこと(Wikipediaより)。同じように考えると、過去の元号と同じアルファベットが頭文字になる元号は採用されないだろう、と推測できます。

では過去の元号の頭文字はどんなアルファベットだったのか?

ここでまたWikipediaに頼ってみます。日本の元号一覧にあるものの頭文字を集めてみると次のようになりました。

アルファベット適用数
A 6
B 16
C 11
D 4
E 28
F 0
G 15
H 11
I 0
J 21
K 66
M 8
N 6
O 8
P 0
R 4
S 26
T 34
U 0
W 1
Y 2
Z 0

※一つの元号に複数の読み方が掲げられているものは重複してカウントしています。

これを見ると、今までに使われていないアルファベットはF, I, P, U, Zの5つ、ということになります。ただし、Fはヘボン式では「ふ」の頭文字として使われる可能性があるものの、訓令式だとHになってしまって平成とかぶることから、実際にはI, P, U, Zの4つでしょうか。

…と、ここまででみなさんお気づきだと思いますが、現時点で元号の頭文字として使われている「M」「T」「S」「H」はすでに何度も使われているんですよね。「T」なんて34回も使われています。

そういう意味では、むしろ「過去によく使われていて、かつM, T, S, H以外」というのがありそうに思われます。そのように考えると、ダントツで使われている「K」が最も可能性が高そうです。

ということで、「H31.4.30」の翌日は「K1.5.1」ではないかと思いますが、どうでしょう?答えは1年半後に。

2012年1月18日 (水)

ステログ

ステルスマーケティング、略してステマというのがすっかりバズワードになっております。

おかげでいい本をおすすめしようとしてもすぐステマ呼ばわりされそうで、おちおち書評も書けません(ウソです。単にサボってるだけです)。

発端となった「食べログ」に関しては、お役所までしゃしゃり出てくる事態になっています。

既に報道されたところで、口コミサイト・食べログにやらせの口コミ投稿があって、ランキングが操作されたということが言われています。消費者庁としては、現在、まず事実がどうなのか、事実関係について把握をしているところです。事実関係の調査をしているところです。事実関係の確認という意味で、調査をしているというところですね。

やらせがあったということ即、景表法上問題があるということには問えませんが、やらせの結果としての情報が実際のもの、あるいは競争事業者のものより著しく優良、または有利であるという誤認を消費者に与えるということがあれば、その口コミ情報というのは、景品表示法上の不当表示ということになり得ます。ですから、そういう事実が判明した場合には、厳正に対処しますが、まずは事実関係について確認をしているところです。

はっきり言って私はこういうのが嫌いです。消費者庁、出てこなくていいから。

と思っていたら、今日、twitterでこんなものが流れてきました。

ステログ

いやーこれは面白い。旨い店・まずい店の判断に関してお役所にお墨付きをもらうより、こういう「誰かがちょっとした解決法を作る」というのがネットらしくてすごく好きです。

あ、ちなみに「ステログ」自体にも書いていますが、

あてにしないでください。

ということで、判断は自分の舌でお願いします。

2012年1月 8日 (日)

英語の略語の読み方

TwitterでIFRSをどう読むかが話題になったので、それに関連して。

まずその話題になったIFRSですが、「アイ・エフ・アール・エス」「アイファース」「イファース」の3つの読み方があるように思います。

以下tweetの内容と完全にかぶりますが、まとめがてら書きます。

  • 私の経験では、欧州では「アイ・エフ・アール・エス」と読む人が多いように思います。
  • 逆に日本では「アイファース」「イファース」が多数派だと思います。
  • 日本で「アイファース」「イファース」が多いのは、「アイ・エフ・アール・エス」を続けて発音すると「アイェファーレス」のようになって「アイファース」に聞こえるのと、「アイ・エフ・アール・エス」では音節が多すぎて言いにくいというのは理由ではないかと想像しています。
  • 「イファース」は過去に欧州でもそう読まれていたことがありました。IFRSを「アイファース」と読むと、当時国際会計基準関係の組織で存在したIFRICを「アイフリック」と読むことになりますが、これが発音上"I ****"という4文字言葉に聞こえる危険があるから、という話を聞いたことがあります。
  • これらの議論とはまったく関係なく「イフルス!!」という読み方を主張する方々もいらっしゃいます(笑)。

ちなみにIFRICは国際財務報告解釈指針委員会(International Financial Reporting Interpretations Committee)のことです。

このように、日本では略語の読み方が独特になっているケースがときどきあります。

例えば全米保険監督官協会(National Association of Insurance Commissioners)はNAICと略称されますが、私が知るかぎり米国人はすべて「エヌ・エー・アイ・シー」と読んでいました。ところが日本では「ナイク」と読む人の多いこと。

バリュー・アット・リスク(VaR)はどうなんでしょう?日本では「バー」と読む人が多いですが、あまり欧米でそのように読まれるのを聞いた記憶がないです。Value at Riskと略さずに言うことが多いような気がします。

このように日本での読み方のほうがローマ字に近い読み方をされる、というのが個人的な印象です。理由はIFRSのところで書いたとおり、アルファベットそのままの読みでは(日本語式の読み方だと)長くなりすぎるからでは、と想像しています。

ただし、最近は例外を耳にします。しかも頻繁に。

EUのソルベンシーIIの第5次定量的影響度調査(Quantitative Impact Study)はQIS5と略されますが、日本では必ず「キュー・アイ・エス・ファイブ」と読むんですよね。
ところが欧州では「クィス(またはクィズ)・ファイヴ」と読むのが普通のようです。というか、そう読んでいるのしか聞いたことがありません。"Quiz"と同じ発音になるから言いやすいのでしょうか。

このQIS5のように、欧米であっても略語はアルファベット読みとは限らないところがまた悩ましいところです。ケースバイケースで覚えていくしかないですね。

なお、アクチュアリーや会計関係者にとってなじみの深い略語"GAAP"の発音は、万国共通のようです。実際、こんなジョークがあります。

Q: What is trendy clothing store for actuaries?

A: The GAAP.

おそまつでした。

2011年12月31日 (土)

本年もありがとうございました

2011年も、残すところあと数時間となりました。

今年は何といっても東日本大震災、そしてそれに続く福島第一原発の事故が最大のニュースでしたが、その中でネットが(良くも悪くも)非常に大きい役割を果たしたと思います。

私個人にとっても、今年はブログやtwitterを通じて、たくさんの方々とお会いできた1年でした。そしてお会いした方からもお会いできていない方からも、ネットがなければ得られなかったであろう多くのものが得られました。

来年は自分にとってもっと実り多き1年でありますように、そしてみなさんにとっても実り多き1年でありますように、さらにみなさんの「実り」の一つとして私が役立つことができれば、と思います。

よいお年を。

2010年2月28日 (日)

ブログはじめました

以前は「書きたいことないのでブログやりません」と言っていたのですが、twitterの140字だと書き切れないことが出てきたので、とりあえずブログアカウントを取ってみました。

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